あの時からずっと、君は俺の好きな人。
『 りょうかーい! 水野くんでしょ? よかったねー!』
ーーなんで水野くんって分かったんだろう。この前水野くんが来た時にカレーパンを買っていったからだろうか。
いや……それもあるかもしれないけど、たぶん一番の理由は私が取り置きしてなんて言うからだ。
今までそんなことなっちゃんに頼んだことなんてないのに。
私が水野くんを好きなことをなっちゃんは察しているし。
ーー水野くんがいる前ではなっちゃんに茶化さないようにしてもらわないと。
「帰ったら釘さしとこ……」
「え? なんて言ったの?」
思わず呟いてしまった私に、美結が不思議そうな顔をした。
「な、なんでもないよ」
私は作り笑いを浮かべて、慌てて誤魔化した。
ーーなんで水野くんって分かったんだろう。この前水野くんが来た時にカレーパンを買っていったからだろうか。
いや……それもあるかもしれないけど、たぶん一番の理由は私が取り置きしてなんて言うからだ。
今までそんなことなっちゃんに頼んだことなんてないのに。
私が水野くんを好きなことをなっちゃんは察しているし。
ーー水野くんがいる前ではなっちゃんに茶化さないようにしてもらわないと。
「帰ったら釘さしとこ……」
「え? なんて言ったの?」
思わず呟いてしまった私に、美結が不思議そうな顔をした。
「な、なんでもないよ」
私は作り笑いを浮かべて、慌てて誤魔化した。