あの時からずっと、君は俺の好きな人。
「ーーそれもそうだね。それなら私は行ってくるから。でも、何かあったらすぐに連絡するんだよ」
「うん。パパとママによろしく言っといてください」
「了解です」
なっちゃんはいつもの親しみやすい笑みを浮かべた。
そして「食パン残ってるから、食べられたら食べるんだよ」と言って、私の部屋を後にした。
外から軽く車のエンジンの音が聞えてきた。なっちゃんが出発したようだ。
その後、熱のせいか私はすぐにうとうとしてしまった。
そして気が付くとまた涙が瞳の端から零れていた。もちろん夢の内容は覚えていなかった。
途中、なっちゃんが置いていってくれたパンを少しかじったりもしたけれど、1日中だるく寝たり起きたりしていた。
そして寝て起きる度に涙が出ていた。いくらなんでも頻度が高すぎる。今日が7回忌だからだろうか。
私は記憶のない夢の中で何をし、何に対して泣いているんだろう。
そんな風に疑問を覚えたことは、一度や二度ではない。事故直後に、私に一体何があったのだろう。
「うん。パパとママによろしく言っといてください」
「了解です」
なっちゃんはいつもの親しみやすい笑みを浮かべた。
そして「食パン残ってるから、食べられたら食べるんだよ」と言って、私の部屋を後にした。
外から軽く車のエンジンの音が聞えてきた。なっちゃんが出発したようだ。
その後、熱のせいか私はすぐにうとうとしてしまった。
そして気が付くとまた涙が瞳の端から零れていた。もちろん夢の内容は覚えていなかった。
途中、なっちゃんが置いていってくれたパンを少しかじったりもしたけれど、1日中だるく寝たり起きたりしていた。
そして寝て起きる度に涙が出ていた。いくらなんでも頻度が高すぎる。今日が7回忌だからだろうか。
私は記憶のない夢の中で何をし、何に対して泣いているんだろう。
そんな風に疑問を覚えたことは、一度や二度ではない。事故直後に、私に一体何があったのだろう。