私の恋のお話です
あれから、1ヶ月。
急にお話が進み始めた。
ピンポーン
習い事にちょうど行こうとしてた時、インターホンがなった。
「はーい!」
いつも通り言うと
「山田です。」
晴太だった。
後ろで親は
「えっ!誰なの?♡もしかして彼氏?♡」を連呼してる。
思春期の女の子がそんなこと話しますかぁー?!
外に出ると、当たり前だけど、晴太がいた。
「はい。これ。」
「ありがとう…」
「じゃ。」
そう言って走っていった。
私、うまく笑えてたかな?
中には、私の好きなぐでたまのキーホルダーとスヌーピーのハンカチとハンドクリームが入っていた。
実は、中三のいまも未使用で取っております笑
そして、お手紙が見えやすく入っていた。
親は置いといて、急いで2階へあがった。

内容は、やっぱり良くなかった。
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜☆

戸田さんへ

バレンタインのチョコパイありがとう。

美味しかったです。

YESとNOで言うとNOです。

遅くなってすみません。1ヶ月考えて決めま

した。

これからも友達として仲良くしてくれたら

嬉しいです。

山田
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜☆

思ってた通りの返事。
でも、心がムズムズして。
漫画みたいに振られて泣くことは無かった。
今思ったら、まだ諦めてなかったから。
それが泣かなかった確かな理由なんだろうなって思った。
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