アーティスティックな男の子。
『え?何?』
「…っ…が…い…。」
『え?』
「だから……肌が汚い。」
『…えっ。』
衝撃発言をされた、葉山ゆきでした。
「…肌荒れまくりすぎんだろ。ニキビ出来てるし。どーやって生活してりゃそうなるんだよ。昨日の睡眠時間は。」
『え、え?あ、えーっと…2時間かな。』
「最低でも8時間寝ろ。」
『えっ無理。』
「は?それ以上ニキビ出来てどーすんの?それ以上肌が汚くなってどーすんの??女の命の肌が汚いとか生命上終わってるんだけど??」
『えええ待って待って、ハル君落ち着いて??』
「最低でも8時間寝ろ。時間指定で10時には絶対寝ろ。」
『何それ早!!』
「早くねーから別に。」
『そんなんじゃゲーム時間確保出来ないじゃん!!』
「肌が綺麗になってからな。」
『えええええええええ絶対嫌!!ゲーム出来ないとかストレスで死ねる!』
「は?アンタ自覚無いの?もうオンナ的に死んでんだけど。」
グサリ
『グハッ』
「つかそもそも、その状態で歩いてるとかもはや恥でしかない。」
グサグサッ
『グハッ』
「そんなんだからモテないんだよ、アンタ。」
グッサァァ
『グッッハァァッ!!』
チーン…。
『ヤバい…なんか心をグサグサっと刺されまくった挙句に抉り取られた気分…。』
「惨めなオンナになるくらいなら死ねばいいと思ってるから、俺。」
『じゃあいっちょ死んでくる。』
「あの世にはゲームが無いから一生出来なくなる生活が待ってんな…。」
『頑張ってお肌治しまっす☆』
「よし、OK。じゃ、ケータイ出して。」
『え?あ、はい。』
「……ハイ、これ俺の連絡先。」
『あ、うん。』
「これから毎日連絡するから。ちゃんと動画付きで送れよ。」
『え”っ…毎日…?』
「決まってんだろ。」