せんせい。


職員室を出ると、
桜庭先生が女子達に群がられていた。

『ねぇーたいちゃん!私も面接練習してよ!』
「もう一回しました。」
『ええぇ〜〜、もう一回してよっ❤︎』
『私してもらってない〜〜』
『ねぇ〜〜たいちゃんお願い』
「その呼び方はやめなさい」
『いいぢゃーーん❤︎』

またか、、、

桜庭先生に話聞いてほしい。
ふとそう思った。
でも、これじゃあ無理か。

呆れながら見ていると、
ーパッ
桜庭先生と目があった。

私の頭はバスケのオファーでいっぱいで
早く1人になりたくて教室に戻った。

数人いたクラスメイトはみんな帰ったようで
誰一人いなかった。もう18時か。。。

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