せんせい。


「ぁーーー体中痛い〜〜」

引退以来、久し振りの運動に体はヘトヘトだ。
早く帰ってシャワー浴びよっ

『みぃこ先輩!お疲れ様でした!』
「おつかれみんな〜〜!先帰るね〜〜!」
『はい!また来てください』
「はーい、バイバーイ」
『『『さようならっ』』』

正門に向かい中庭を歩いていると

『和田じゃ〜ん』

前から3年のサッカー部の集団が歩いてきた

『和田〜〜なにしてんの〜〜〜』
よくあるウザ絡み。。

「なんもー」
『今から帰るの〜?オケいこーぜ』
『いいねーいこーよ!みぃこー」
「いやいや、男4人女1人は嫌だよ」
『じゃあ、誰か誘ってもいいから〜〜』
「私お風呂入りたいし、帰る」
『なんだよ!いいじゃーん』

そういって1人の男子が私の腕を掴んだ
もー離してよっ
そう思っていた時

「和田ー!」

2階の渡り廊下から
私の名前を呼んでいる

「桜庭先生!」
「和田!面接練習!」

面接練習、、
そんな予定なかったけど。。
この集団を巻くには丁度いい。

「は、はい!!」

ラッキーー!

「そういうことで楽しんでカラオケ!」

そう言って、先生の元に向かった

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