せんせい。

面接相手

先生がいるとしたら〜

“数学準備室”しかないよね、、

ガラガラガラ

「失礼しまーす
せんせーっ？」

先生は数学準備室の机で仕事をしていた。

「やっと来た。」

「わ！いた！」
「いた！って、人を虫みたいに。笑っ」

「なんでここに居るんですか？」
「和田を待ってた。」
「わたしを？？」
「職員室に居たら他の生徒に面接練習頼まれてお前の相手できないから、」
「だからここで？？」
「うん。」

嬉しい。。

「私も、先生のこと待ってたんですよ。」
「そうなのか？」
「はい。」
「他にも空いてる先生いたろ？」
「でも。先生が相手するって言ったから。」
「はは。そうだったな。」
「私の相手、してくれます？？」
「当たり前だ。」

あんなに女子に囲まれてる先生を独り占めしてる。
どうしよう。嬉しいかも。。

「先生、帰っちゃったかと思った。。」
「約束は守らないとなっ」
「よかった〜待ってて、」

「俺は、嫌われたと思って、来ないと思ってた。」
「何でですか？」
「この前。逃げるように帰ったろ？」
「あー！あれは、汗かいてて、そのー、」
「嫌だったよな、ごめんな？」
「ち、違います！」
「ん？」


「嫌じゃない。、、恥ずかしかっただけ。」

私何言ってんだろ。。
恥ずかしかったなんて。。。
先生も困ってる。

「、、そ、そうか！」
「、、、はい。」

「よし、面接練習やるぞ！！」