好きになってはいけないんだ。
「実はさ
ずっと良くしてくれてた仲良かった先輩に部活やめるって言ったら喧嘩しちゃったんだよね。
大分困らせちゃったかもしれない。

……もう合わせる顔もないし
申し訳なくて。

結構泣きすぎのせいで風邪っぽくはなってたし完全に治るまでは休もうって。

だから今は学校に行けなくはないんだよ。微熱だし。いつもの俺なら行ってると思うけど。
今回は休んでるって感じかな。」


「そっか。」


そっか以外かけれる言葉が見つからない私はほんとに無能すぎる。


もっと励ます言葉ぐらいあげれたらいいのに。


でも。


「お、おい何すんだよ。」


そっとかいとの頬に触れる。


いやこの状況ですることなんて他に見つからない。
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