夢恋愛


太陽が照りつけコンクリートが焼け
上からも下からもジリジリと焦げそうな暑さの中



『あれ?ここのはずなんだけどな?』

「ミコトさん、ここ教会的な建物しかないっすよ」




『あれー?おかしいな』

ダラダラと汗をかきながら歩き回る
三十路手前の女が2人。





『あっついなー・・・』

「あづいねぇ」



『ちょっと1回大きい道に戻ってみようか』

「はーい」



『このビルがコレで、この道がコレだから・・・』

役立たずでごめんよ

でも私、めちゃくちゃ方向音痴なんです。



私のことを熟知しているミコトは
もちろん私に頼る事はない


逆効果だからね
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