夢恋愛
クソガキ
───翌日。
「いらっしゃいませ♪ご覧下さいませ♪」
店頭を歩きながら営業スマイルを振りまく私
ヒールでコツコツと床を鳴らしながら
商品である服を畳み、歩く
今日暇だなぁ
『よっ!何時終わんの?』
入り口から堂々と入ってくるスーツの男
だいたい友達とか顔出す時は
もう少し遠慮がちに入ってくるよ?
『ふーん、ここだったんだ?』
辺りをキョロキョロ見渡しながら
商品のバッグを持ち上げるリク
「ちょっと!それ10万のバッグ!」
『はぁ?!これそんなすんの?』
このクソガキ
早くバッグを元の位置に戻せい!