夢恋愛


ミコトは高校の時からいつも
自信に満ち溢れてた。


悪い意味じゃなく、良い意味で。


私が「彼氏から連絡がこないよー」って
嘆いてても
『寝てんじゃね?』とかって
素直に彼氏を信じられる子だった


好きだからこそ不安になってしまう私と
好きだからこそ信じてあげられるミコト



私はミコトの考え方が好きだった。

私もそうなりたいって思ってた。



でも、どうしても彼氏が出来る度
不安になる一方で、素直に信じることが
出来ないでいた。



『この年になるとさ、恋愛って難しいなって思うよね』


「そうだね、いや私は昔から難しかったよ(笑)」


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