仕事も恋も効率的に?
★愛しいと思う存在★
『ごめん。彼女心配だから』
『コウ...』
『ごめん。気持ちは嬉しいけど、俺はみちと居て幸せで、みちのことを幸せにしたいから。ごめん』
『はぁ...。わかった...けど、まだ諦めないからね 苦笑』
『...気持ちは変わらないから。じゃ』
小走りに店内へ向かうコウを見つめながら、そーゆー所、私にも見せて欲しかったな、なんて思う美奈子。決めたことは曲げないのを知っているから、半ば諦めてはいたけど決定的。凹むけど、仕方ない...なんて思ってはいる。それほどにコウを夢中にさせる相手を見てみたいという好奇心は増すが、私も別の恋を見つけないとと、方向転換するいい機会だったかなと納得し、その場を去ろうとする。
『あれ?コウってば本...そのまま。それだけ大事な相手ってことか...。妬けちゃうわね...苦笑』
忘れた買ったばかりの本を抱え、あとで渡してあげよ、と思い、そのままその場をあとにする。
いくら店内を探しても見当たらなくて焦る。
そもそも、気を遣いがちなみちが、こんなに待たせるのは考えにくい。俺としたことが...!さっきのヤローらの言葉を思い出し、コーヒーショップへ向かう。
『すみません!ここに長身の女性きてませんでしたか?!』
『あぁ、いらしてましたよ?随分前にお出になりましたけど?』
『!ありがとうございます!』
俺の目の前を通ってないってことは...、こっちから出た?
...美奈子と話してるの見られてた...?!
ぐわんぐわんと頭が痛む。またあいつ考え拗らせてんじゃないかとか、どこいったんだとか、俺を置いてくなとか、色んな考えがぐちゃぐちゃになる。
『あー!こんな広いとこに来なきゃよかった...』
探すにも限界があるが、あちこち走り回る。さすがに館内放送かけたらまずいし、どうしたらいいんだと、途方に暮れるが、走る足はとめずに探し回る。
『ぜひ!こちらにエントリーをー!』
『いやいや、あの、すみません...』
『そこをなんとか!』
『いや、あのー...』
イベントで、来客中から美男美女コンをやるステージ付近で、頼まれてるみちを発見する。
『すみません、コイツ興味ないみたいなんでっ』
『...?!!!佐川さん?!!』
『.....』
焦っているのと、怒っているのと、走ってきて前髪が上がり、息も上がっているコウさんが突然現れて焦る。
『わ!彼氏さんも一緒にいかがですか?!!これは、美男美女カップル!!』
『いえ、ちょっと用があるので』
『えぇぇぇぇー!!』
なんとか!と頼むスタッフに背を向け
ぐいぐいと腕を痛いほど捕まれ、その場を後にしようとする。
『ちょっ...、佐川さん、どして...?!てか、痛いですってば!!』
『いいからこい!』
『え、え、だって、え?!ちょっ...!!』
やっとみつけたみちは、わけわかんないイベントスタッフにつかまり、断りながらも困った顔していて...。
お前は俺のモノだと口説き落とした愛しくて仕方ない女が、これ以上目立つのも嫌だし、そもそもなんで俺を置いてこんなとこにいるのかとか、ぐちゃぐちゃで。
でも、見つけた瞬間の安堵感は驚くほどで...。
自分の中で整理もできないまま、みちを連れ出していた。
『コウ...』
『ごめん。気持ちは嬉しいけど、俺はみちと居て幸せで、みちのことを幸せにしたいから。ごめん』
『はぁ...。わかった...けど、まだ諦めないからね 苦笑』
『...気持ちは変わらないから。じゃ』
小走りに店内へ向かうコウを見つめながら、そーゆー所、私にも見せて欲しかったな、なんて思う美奈子。決めたことは曲げないのを知っているから、半ば諦めてはいたけど決定的。凹むけど、仕方ない...なんて思ってはいる。それほどにコウを夢中にさせる相手を見てみたいという好奇心は増すが、私も別の恋を見つけないとと、方向転換するいい機会だったかなと納得し、その場を去ろうとする。
『あれ?コウってば本...そのまま。それだけ大事な相手ってことか...。妬けちゃうわね...苦笑』
忘れた買ったばかりの本を抱え、あとで渡してあげよ、と思い、そのままその場をあとにする。
いくら店内を探しても見当たらなくて焦る。
そもそも、気を遣いがちなみちが、こんなに待たせるのは考えにくい。俺としたことが...!さっきのヤローらの言葉を思い出し、コーヒーショップへ向かう。
『すみません!ここに長身の女性きてませんでしたか?!』
『あぁ、いらしてましたよ?随分前にお出になりましたけど?』
『!ありがとうございます!』
俺の目の前を通ってないってことは...、こっちから出た?
...美奈子と話してるの見られてた...?!
ぐわんぐわんと頭が痛む。またあいつ考え拗らせてんじゃないかとか、どこいったんだとか、俺を置いてくなとか、色んな考えがぐちゃぐちゃになる。
『あー!こんな広いとこに来なきゃよかった...』
探すにも限界があるが、あちこち走り回る。さすがに館内放送かけたらまずいし、どうしたらいいんだと、途方に暮れるが、走る足はとめずに探し回る。
『ぜひ!こちらにエントリーをー!』
『いやいや、あの、すみません...』
『そこをなんとか!』
『いや、あのー...』
イベントで、来客中から美男美女コンをやるステージ付近で、頼まれてるみちを発見する。
『すみません、コイツ興味ないみたいなんでっ』
『...?!!!佐川さん?!!』
『.....』
焦っているのと、怒っているのと、走ってきて前髪が上がり、息も上がっているコウさんが突然現れて焦る。
『わ!彼氏さんも一緒にいかがですか?!!これは、美男美女カップル!!』
『いえ、ちょっと用があるので』
『えぇぇぇぇー!!』
なんとか!と頼むスタッフに背を向け
ぐいぐいと腕を痛いほど捕まれ、その場を後にしようとする。
『ちょっ...、佐川さん、どして...?!てか、痛いですってば!!』
『いいからこい!』
『え、え、だって、え?!ちょっ...!!』
やっとみつけたみちは、わけわかんないイベントスタッフにつかまり、断りながらも困った顔していて...。
お前は俺のモノだと口説き落とした愛しくて仕方ない女が、これ以上目立つのも嫌だし、そもそもなんで俺を置いてこんなとこにいるのかとか、ぐちゃぐちゃで。
でも、見つけた瞬間の安堵感は驚くほどで...。
自分の中で整理もできないまま、みちを連れ出していた。