青い風のような貴公子たち
ある日、彼女から手紙が来た。その内容にタカシは驚き狼狽えた。その内容というのが
父親が結核に罹り、自分も感染し、入院することになった。大学の進学は諦めたというのである。
結核と言えば伝染病で、感染を恐れたタカシは予備校の寮の裏の浜辺でその手紙を燃やした。
恋は終わったのである。タカシの愛はその程度のものであった。相手が病気であるとわかれば
面倒臭くなってすぐ捨ててしまうのである。
父親が結核に罹り、自分も感染し、入院することになった。大学の進学は諦めたというのである。
結核と言えば伝染病で、感染を恐れたタカシは予備校の寮の裏の浜辺でその手紙を燃やした。
恋は終わったのである。タカシの愛はその程度のものであった。相手が病気であるとわかれば
面倒臭くなってすぐ捨ててしまうのである。