青い風のような貴公子たち
彼女との交際は途絶えたが、心の中は寂しくて虚しく、ボウーと過ごしているうちに浪人2年目の入試がやってきたのである。
じたばたしても仕方がないやと開き直ったものの、タカシは不安で夜も眠られず、夜中にがばっと起き上がって東の方を向いていきなり合掌したり
北の方向いて逆立ちしたりして、これはもう完全にキ印であった。
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