Aliceーアリスー





白いうさ耳に見覚えのあるオシャレでハイセンスな服。

あるぞ、あるぞ。

このオシャレでハイセンスな服に見覚えがある。ありすぎるぞ。



「ま、まさか、白ウサギ?」


「そうだよ。やーっとわかったんだね」



記憶を辿って出た答えを口にしてみると美少年元いい、白ウサギは小馬鹿にした態度を崩すことなく私に頷いた。


いやいやいや。

ツッコミどころしかないんですけど。


私が朝見た白ウサギはこんな美少年ではなく可愛らしい白ウサギだった。

しかも口調も大変可愛らしくて少なくともこんな終始人を小馬鹿にするような感じではなかったはずだ。


記憶の白ウサギと目の前の白ウサギのギャップが凄すぎる。



「あ、あなた、朝の白ウサギ……でいいんだよね?」


「それ以外の何者でもないけど」


「じゃあ、あの朝の可愛らしかった白ウサギは一体……」



どうしても同一の存在には思えなくて私の質問に対して眉間にシワを寄せる白ウサギにさらに質問を続ける。


すると……







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