びとうくんとさとうさん。
びとうくんが何気なくしてきた質問をここまで考えてしまうとは。
向こうからしたらそんな大した質問でもないだろうに。
そこで考えることをやめたはずなのに。
たった今、分厚い辞書を見つけてしまい、ふと意味を調べたくなってしまった。
別にいま調べて意味を知ったからと言って、それをびとうくんに伝えようとは思わない。
分厚い辞書を閉じようとしたとき、あともう一つだけ調べたいものが見つかり、その意味を調べて辞書を閉じた。