そんな目で見ないでっ!
告白
いつからだろう、彼の視線の変化に気付いたのは。

気付きながらドキドキして、恥ずかしくて、勘違いだったらと怖くて、気付かないふりをした。

いつだってまっすぐに、ひたむきに向けられるその視線が胸をざわつかせる。

だけど受け入れるのが怖くて、今日もまた、気付いてないふりをする。

彼のまっすぐさが羨ましくてたまらないのに、素直になれない。

こんな私を、そんな風にみつめないで…
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