そんな目で見ないでっ!
ファーストキス
司と秋菜は家が近所で、小さい頃から二人で一緒にいる事が多かった。
小さい司を秋菜は弟のように思っていて、自分の後を必死で追い掛けてくる司が可愛くてたまらなかった。
その関係が微妙に変わったのは、秋菜が高校二年、司が小学六年の時だった。
「秋菜姉ちゃんには好きな人いるの?」
家の前で待ち伏せしていた司に突然そう聞かれた。
「好きな人?今はいないな。
もしかして好きなコ出来たの?
その相談?」
俯く司の顔を覗き込もうと顔を近付けた瞬間、秋菜は司にキスをされた。
突然の出来事で何が起きたのか分からないでいると、司は秋菜をギュッと抱きしめ
「急いで大人になるから、それまで待ってて」
と言い、走り去って行った。
司のランドセルの蓋がバタバタと揺れながら動くのを、秋菜はただぼんやりと見ていた。
小さい司を秋菜は弟のように思っていて、自分の後を必死で追い掛けてくる司が可愛くてたまらなかった。
その関係が微妙に変わったのは、秋菜が高校二年、司が小学六年の時だった。
「秋菜姉ちゃんには好きな人いるの?」
家の前で待ち伏せしていた司に突然そう聞かれた。
「好きな人?今はいないな。
もしかして好きなコ出来たの?
その相談?」
俯く司の顔を覗き込もうと顔を近付けた瞬間、秋菜は司にキスをされた。
突然の出来事で何が起きたのか分からないでいると、司は秋菜をギュッと抱きしめ
「急いで大人になるから、それまで待ってて」
と言い、走り去って行った。
司のランドセルの蓋がバタバタと揺れながら動くのを、秋菜はただぼんやりと見ていた。