そんな目で見ないでっ!
「信じられない!
寝てる間に何やってんの?」


「秋菜が可愛過ぎなのが悪ぃんだよ」


司は部屋を出ると、クスッと小さく笑い階段をおりていった。

秋菜はブツブツ文句を言いながらも支度を済ませた。

リビングに行くと、またしても司と秋菜の母親が二人で楽しそうにお茶を飲んでいた。


「またお茶してんの?」


秋菜が呆れた様に言うと、二人は顔を見合わせて笑った。


「早く食べちゃってね。
それまで司君はお母さんが相手しとくから」


テーブルの上の朝食を指差しながらそう言った母親は、すぐに司に視線を戻し


「あんな寝ぼすけ娘だけど、末永くよろしくね」


と司に告げていた。

秋菜はムスッとした顔をしながら朝食を口に運んだ。

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