そんな目で見ないでっ!
秋菜の元にさくらからメールが来た。

相談したいことがあるから、放課後に時間がほしいと言う。

秋菜は友利の話を聞いてしまったので、さくらと関わるのが怖くなっていた。

返事をしようか迷っていると、今度は司からメールが入った。

早く帰れるから迎えに行くと。

どうしようか本気で迷っていたら友利が声をかけてきた。


「どした?変な顔になってるよん」


「あのね…」


秋菜は友利にメールの事を話した。

友利はさくらの名前が出た途端、顔色を変えた。


「秋菜は司君と一緒に帰りな。
さくらはあたしが受け持つから」


少し怖い顔をして友利はさくらの方を見て、何か企んむように笑った。


「いい?さくらには関わっちゃ駄目。
ろくなことないから。
…あ、携帯貸して。」


念を押すようにそう言うと、秋菜の携帯からさくらにメールを送った。

友利が去った後に送信されたメールを読むと、秋菜の名前でさくらを呼び出す内容のメールだった。
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