そんな目で見ないでっ!
「秋菜!」


一人で帰っていると、祐一が駆け寄ってきた。

いつ見てもニコニコと楽しそうに笑っている。


「一緒に帰ろうぜ」


秋菜の返事も聞かずに隣を歩く。


「なぁ?彼氏とどこまでいってんの?」


唐突にそんな事を聞かれ、秋菜は変な声を出してしまった。


「そんなに驚く事ねぇじゃん」


「だ、だっていきなり変な事聞くから!」


「普通じゃね?」


祐一はニタニタと笑いながら秋菜を見ていた。


「やらしい!」


「フフン、男はみんなエロいんだよ。」


「…そんな事で威張られても、ねぇ…」


そんな事を話ながら歩いていると、祐一が突然立ち止まった。


「なぁ?秋菜の彼氏って中学生?」


驚いた顔で一点を見つめているので、秋菜も視線の方を見ると、そこには学ラン姿の司が怖い顔で立っていた。

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