そんな目で見ないでっ!
秋菜がシャワー室から出ると、司が地元の子供達と一緒にいた。


「ほら、すげーだろ?」


出て来た秋菜を見ながら得意げにしている。

子供達は秋菜を見ながら


「ホントだ!」


等と口にしている。


「な、何?」


秋菜がタオルで体を隠しながら近付くと、司がニヤッ笑いながら秋菜の手からタオルを取った。


「秋菜がどんだけ可愛いか自慢してたんだよ、なー」


司が子供達に同意を求めるように言うと、子供達も


「なー」


と楽しそうにしていた。


「お姉ちゃん、可愛いねー」


一番小さな女の子が秋菜に声をかけてきたので、秋菜は照れ臭そうに笑いながらお礼を言った。

司はすっかり子供達の人気者になっていて、お昼まで子供達と一緒に泳いだりしていた。
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