お嬢様は恋をしません。
そのバスケ部の女の子は華麗に敵チームの女の子たちを交わして、スリーポイントラインからボールを投げた。




ボールは綺麗にゴールに吸い込まれた。




「おおーっ」




男どもから歓声が上がる。




莉緒は悔しそうに唇を噛んで水野さんにボールを出した。



水野さんは振り返ってパスを出す相手を探す。




既に莉緒はマークされていて、しかも水野さんにもボールを取ろうとバスケ部の人が来ている。




結構きつい位置だな…。




すると、莉緒が動いた。




ゴール下まで一直線に走る。



それを見た水野さんはボールを思いっきり投げて、莉緒がそれをジャンプしてキャッチ。



そのまま、莉緒はゴールにボールを投げた。




今度はすんなりゴールに入った。




男どもから嬉しそうな声が聞こえてくる。



やっぱモテる子が入れたら盛り上がるんだなぁ…。




すごい…。
< 52 / 139 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop