Re:TOMORROW
「アズサ!起きてっ!そろそろ休み時間終わるよ!」

その声にハッとして顔を上げる。
だが時計の針はまだ10分を指している。

「……終わるまであと5分もある。」
「あ、起きた。アズサってば、休み時間まで寝なくてもいーじゃない。授業中寝てるんだから。」

友達のスズネがシャープペンシルを
ブラブラさせながら言う。

「だって…授業なんて聞いてても意味無いじゃない」

私はぽつりと言葉をもらした。
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