Re:TOMORROW
「うわ!でたー!自分は天才だからーみたいなの!」

スズネは振り回してたシャープペンシルを
乱暴に机に置き、ため息をついた。

だって、本当にそうだ。
授業なんて聞いてたって意味が無い。

分かるところしか教えないのに、
なんの意味があるのだろう。

「…スズネが馬鹿なんじゃないの?」
「ふん、何を言うのやら…。私だって知ってる事の1つや2つあるんだから!なんでも質問しなさい!」

あんたなんかに聞くことなんてあるか、
と心の中で思い、鼻で笑うと
また眠ろうとした。
< 5 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop