最初で最後の愛してる。
「おはようございま~す」
出勤時の挨拶を済ませて、その日の仕事内容を確認していると、
「前ちゃん!おはよう。
今日から新人の男の子が入るんだけど、前ちゃんと同い年みたいだし
二人で深夜まで入ってもらっても大丈夫?」
と、店長が声をかけてきた。
同い年の男の子か~、まぁそれなら話しかけやすいしいいかな、
と思った私は、店長が帰宅後から新人君と二人での勤務を承諾した。
「さすが、前ちゃん!!
頼りになるよ、最初は僕が教えておくから後半から二人で頼むね。
あ、ちなみにその子幸田君っていうからね。」