最初で最後の愛してる。


わたしは、もりと関わらないように仕事を進めていた。
話すことは必要最低限。
そして日付が変わり、勤務時間が残り一時間をきったとき

うわ、今日もきた。
なんで、私がシフト入っている日を知ってるんだろう。
「こんばんは、すずなちゃん~
今日もかわいいねぇ、おじさんちょっと探してるものがあるんだけど
一緒に探してくれる~?」とニヤニヤしながらお店に入ってきた中年くらいの男性は
ここ最近私が出勤する日に必ず来て、私に絡んでくる。

ちょっとこわい…
でもお客さんだし、もりに頼るわけにはいかないよね、

「かしこまりました。
少々お待ちください」と男性に声をかけレジを出ようとすると
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