オレンジレター
エピローグ
優一side
「っていうことなの。」
三藤先輩から教えてもらったこと。それは、三藤先輩がpkcという症状になっていて、今日の大会で、陸上部をやめること。
僕のお母さんの田野さくらもpkcだったこと。
病院でひまりさんにであったお陰でそれを知ることができたこと。
気がつかなかった。三藤先輩がpkcで、そんなにも悩んでいたなんて…ごめんなさい。
「だからね、田野君が田野さくらさんの息子だって思ったの。
ひまりさんが意味ありげな顔をしたのも、ひまりさんが田野君の叔母だから、私のことを田野君から聞いていたからで。よくよく考えると田野って名字も同じだし。
田野君のお母さんは亡くなられたって聞いたし。」
「っていうことなの。」
三藤先輩から教えてもらったこと。それは、三藤先輩がpkcという症状になっていて、今日の大会で、陸上部をやめること。
僕のお母さんの田野さくらもpkcだったこと。
病院でひまりさんにであったお陰でそれを知ることができたこと。
気がつかなかった。三藤先輩がpkcで、そんなにも悩んでいたなんて…ごめんなさい。
「だからね、田野君が田野さくらさんの息子だって思ったの。
ひまりさんが意味ありげな顔をしたのも、ひまりさんが田野君の叔母だから、私のことを田野君から聞いていたからで。よくよく考えると田野って名字も同じだし。
田野君のお母さんは亡くなられたって聞いたし。」