涙は空へと消えていく
突然の出会い
紗奈side

私は黒木紗奈(くろきさな)高校2年生

どこにでもいる普通の女子高生

「紗奈 ごはんよ~降りてきなさい」

『はーい今行く』

よし、そろそろ来る頃かな?

"ピンポーン"

『行ってきまぁーす!』

「おはよう紗奈」

このこは小寺玲奈(こでられいな)
胸まで伸びたツヤのある黒髪に少し切れ長の目
ほんとに整った顔してるなぁ

「ん?うちの顔になんかついてる?」

あれ? そんなに、ガン見してたかな笑

『いや、整った顔しててずるいなって思っただけ!』

「ありがと!紗奈のほうが可愛いと思うけどね 大人っぽいし」

そんなこと言われると流石に照れる

『そんなことないって笑』

なんて、話してるうちに予鈴がなっていた

キーンコーンカーンコーン

「二人とも仲良いのはいい事だけど、予鈴なったぞ 急げ~!」

そう言ってきたのは体育教師であり副担任である山崎孝介(やまざきこうすけ)先生だ

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