涙は空へと消えていく
そんなことを話してるうちに
家に着いてしまった

『着いたで?』ガチャッ

俺は先にどうぞと手で誘導した

「お邪魔しまぁーす」

引っ越したばっかやし、週2は片付けてるから綺麗なほうなんやけど……大丈夫かな?

『こっちやで〜…ここ適当に座ってや。飲むもん持ってくるわ!麦茶でもええ?』

「うん、ありがとう!麦茶好きだから大丈夫だよ!」

麦茶を注ぎながら、ふと思った

なんか、紗奈って無意識に気配りが出来る子なんやな
明るくて元気だけど常識のある女の子っぽいな。

なんて考えていたら座っている紗奈と目が合ってしまった
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