涙は空へと消えていく
"キーンコーンカーンコーン"

はぁ、なんとか間に合った…

「よし、全員そろってるな?」

教卓の前に立ち そう、確認をとっているのは
関沢優太(せきざわゆうた)先生
みんなはせっきーとかゆうちゃん先生って呼んでる

「今日は転校生がきてます! よし入ってこい」

転校生?誰だろ?

"ガラガラッ"
えっ?う、うそでしょ!?

「関西から転校してきました!八神想汰(やがみそうた)です!早く2年4組のみんなと仲良くなりたいんでよろしくお願いしまーす!」

「てことだからみんな仲良くしろよ~ じゃあ八神は…黒木の後ろ空いてるからそこに座ってね」

黒木って…うちしかいないよね?

『えっ、』ガタッ

「どうした?黒木 そんなに驚くことか?」

みんなに見られて恥ずかしすぎるw

『すみませんなんでもないです笑』

八神くんは笑いをこらえ
私に視線を向けながら席まで歩いてきた

「っふふ、さっきの子やな?」

席についた八神くん少し笑いながらそういった

『あっ、はい。そうです』

「黒木と八神さっそく仲良くなるのはいいが終わってからな笑」

一限もまだなのに、もう2回も注意されちゃったよね

『はーい』「すみません」


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