からめる小指 ~愛し合う思い~
「わぁ!!何々なに!!
スッゴイ!!!!」
立ち上がらんばかりの興奮で騒いでいるのは………古宇利大橋。
数年前、テレビの旅番組で見て俺も見たいと思っていたところだ。
しょっちゅう沖縄に行く、ボンボン樹にチェックを入れて
是非二人で来たいと思い
旅のプランを決めないと言いつつ………
ここだけはコッソリ入れていた。
天気にも恵まれ、橋の両脇に広がったコバルトブルーの海は………
まさに圧巻だ。
「沖縄って感じだねぇ~!」
たしか京都でも似たような発言をしていたが………
お金に恵まれながらも、家族旅行に縁のなかった千尋には
テレビや雑誌で見た風景と……現実が重なっての言葉なのだろう。
「先生、ありがとう。
これで…………年末まで頑張れるよ。」
えっ??
いつ切り出そうかと……密かに悩んでいた会話。
帰るまでには伝えないといけないと思っていたけど……
楽しむ千尋に、水を差すようで…………困っていた。
「空港で飛行機を待つときに、はぁちゃんから電話がきたの。
『先生達………すっごく悩んでるよ。』って。
『私達のことを大切に考えてくれてるからだよね』って二人で話したんだ。
はぁちゃんは、一足早く北海道で聞いて………
先生が言うタイミングで悩んでいたら私から言ったら良いよって
教えてくれたの。
樹先生が『遥を守るためなら、何だってしようと思ってきたけど……
今回は、こんな方法しか浮かばなかった』って謝ったって………。
遥………嬉しいって泣いてた。
『バレることじゃなくて………私の将来を守るためだよね』って。
先生も同じ考えだから………
『ちぃが自分から話を切り出した方がいいよ』って言われて………
いつ話そうかなぁって考えてたの。」
「……………尋、ちょっと歩こうか?」
橋を渡りきったところに、駐車場があり遊歩道が続いていた。
このキレイな場所で、俺は思い出を作ろうと決めた。
スッゴイ!!!!」
立ち上がらんばかりの興奮で騒いでいるのは………古宇利大橋。
数年前、テレビの旅番組で見て俺も見たいと思っていたところだ。
しょっちゅう沖縄に行く、ボンボン樹にチェックを入れて
是非二人で来たいと思い
旅のプランを決めないと言いつつ………
ここだけはコッソリ入れていた。
天気にも恵まれ、橋の両脇に広がったコバルトブルーの海は………
まさに圧巻だ。
「沖縄って感じだねぇ~!」
たしか京都でも似たような発言をしていたが………
お金に恵まれながらも、家族旅行に縁のなかった千尋には
テレビや雑誌で見た風景と……現実が重なっての言葉なのだろう。
「先生、ありがとう。
これで…………年末まで頑張れるよ。」
えっ??
いつ切り出そうかと……密かに悩んでいた会話。
帰るまでには伝えないといけないと思っていたけど……
楽しむ千尋に、水を差すようで…………困っていた。
「空港で飛行機を待つときに、はぁちゃんから電話がきたの。
『先生達………すっごく悩んでるよ。』って。
『私達のことを大切に考えてくれてるからだよね』って二人で話したんだ。
はぁちゃんは、一足早く北海道で聞いて………
先生が言うタイミングで悩んでいたら私から言ったら良いよって
教えてくれたの。
樹先生が『遥を守るためなら、何だってしようと思ってきたけど……
今回は、こんな方法しか浮かばなかった』って謝ったって………。
遥………嬉しいって泣いてた。
『バレることじゃなくて………私の将来を守るためだよね』って。
先生も同じ考えだから………
『ちぃが自分から話を切り出した方がいいよ』って言われて………
いつ話そうかなぁって考えてたの。」
「……………尋、ちょっと歩こうか?」
橋を渡りきったところに、駐車場があり遊歩道が続いていた。
このキレイな場所で、俺は思い出を作ろうと決めた。