からめる小指  ~愛し合う思い~
マンションの入口で

「じゃあ、また明日ね。」

「今日も疲れたね。」と話す二人の元に

「はい、お疲れさん。」

「お風呂は、銭湯にでも行っていたのかな?」と

笑顔のない顔をした俺達が、出て行った。

「「キャッ!!」」

驚いた顔のまま、俺達の顔を見て固まる二人。

「何処に行ってたのかな?」

「ちょっと来てもらおうかぁ。」

怖いオジサン二人に捕まり、青い顔をしてついてくる。

途中、はぁちゃんには家に電話を入れさせて

千尋のところに泊まると言わせた。

今夜は、長くなりそうだから…………。
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