発つ者記憶に残らず【完】
∞
*あとがき*
ここまでお読み下さりありがとうございました。
やはり1人称はやりやすいですね。物語の流れを全く考えず、1枚の紙から難しい折り紙を作り上げていくような、何作るか決まってないけどとりあえず彫刻の石を削ってみるというような感覚でいつも書きます。
すると毎回伏線回収に苦悩する後半が出来上がります。
でもだいたい登場人物たちが頑張ってくれます。鱗文字の設定は何も考えてなかったのに安直に出してしまい、ノイシュが"恐らく生きたドラゴンから離れたため鱗の細胞が死んだからだろう"と消えた理由を説明してくれて、まさに目から鱗でした。あ、細胞ね、確かにそうだわ、と。ハサルも"使用することによって息と共に文字に宿っていた魔力が空気中に逃げて行きます"と言ってくれました。息!確かにあり得る!となりました。
章タイトルのこれ何、文字バケ?って思った方いらっしゃるかもしれませんが、鱗文字を表現したくてそれっぽい文字を適当に選んだだけです。
あと、謎のままの部分があったらすみません、限界でした(笑)
理系なものでウイルスとかワクチンとか遺伝子組換え的な表現とか使ったんですが、難しかったですかね。プライマーとか入れそうになってやめました。
あとは、映画のフィルムをちょん切るって言ってるのに記録、まさかの本やないかーいって(笑)。
背景色と文字色は自分で色コードを入力して選びました。これも見やすいように暗い背景に明るい文字にしただけでやはり適当。
初めて表紙作ってみたんですが、ただデジカメで撮った写真2枚をパワポに貼り付けてトリミングして適当な大きさに引き伸ばして文字入れてjpegで保存してまたトリミングしただけです。内容と何も関係ないですが何か見つけたら教えてください。よろしければ1ページ目をまた見てみてください。次のページにあるのですが調子に乗って背表紙も作ってみるという…
内容的には綺麗に終わった気がするので、続きは書かないつもりです。
それではみなさんまたどこかで。
松井アクア