短編集 【善人のフリした悪人】
第3ゲーム
[第3ゲーム]
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『三島君。安心しなさい。
まだ第3ゲームが残っている。
それに、勝ち負けで地獄か天国かを決めているわけじゃないんだよ。』
「・・そうなんですか?」
『だから最後まで頑張りましょう。』
天地さんが穏やかな笑顔を見せてくれて気が楽になった。
「では最後のゲームを始める前に、私の助手を1人呼ぶ。」
天地さんがパチンと指を鳴らすと、突如もう1人の男性が現れた。
パッと見若そうな・・俺よりも歳下に見える男の子だった。
『紹介しましょう。アタル君です。』
『ヨロシク。』
「よ、よろしくお願いします。」