短編集 【善人のフリした悪人】


―――――― 


桃太郎と家来がその家に着くと、まずは犬が慎重に家周りの匂いを嗅ぎます。


「・・・・中にいる。
恐らく・・1匹だ。」



すっかり桃の木に夢中になっている猿を尻目に、

桃太郎、雉、犬が家の襖を開けました。














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