ハイド・アンド・シーク


そして、きっと今日も満たされる。



本当は、会社で彼を見つめているだけでも幸せだったのに。
今はどんどんワガママになっていく自分が恐ろしかったりする。

だけど、彼はそんな私を受け止めてくれるような気がして、安心して身を委ねられる。




好きのサインを、彼はいつでも拾ってくれる。


愛しい彼の唇に、控えめにキスをした。

好きです、の気持ちを込めて。







おしまい。
< 96 / 117 >

この作品をシェア

pagetop