生きろ。死にたくなかった君の号哭を、俺達は死んでも忘れない。
“お前らといるなら、何をしたって楽しいからな”と、そう言って、俺はバーベキューをした。
病気が悪化するのも構わずに。
自分では食べ物を焼かず、一緒に食べただけだが。
それでも楽しくて、マシュマロもお肉も、本当に美味しかったんだ。今までにこんな美味しいのは食べたことがない思えるくらいには。
そんな楽しいことが、俺は一体後何回あいつらと出来るんだ……。
もはや悲しくて死にたくなるくらいには、ますます惨めさが募った。
――いつまでこんなん続けてる?
そう決めたのは自分なのに、早くも1日目からゆらぎそうな自分を思うと、吐き気がした。
本当に、もはや自分で呆れてしまうくらいには、俺は弱い。