生きろ。死にたくなかった君の号哭を、俺達は死んでも忘れない。
「アハハっ、お前らはしゃぎすぎだろ!」
「確かに」
潤はそれを見て、可笑しそうに笑い声をあげた。
潤に賛同し、俺は元気よく笑った。
「何よー別にいいじゃない!次行こ次!!」
頬を膨らませて、恵美は腕を組んできた。
「恵美?」
「行こう、奈々絵!!」
その言葉を合図に、エイやサメ、あるいはサンゴなど、色々な魚達がいる所を、俺達は五人で順々に回った。
「んー、美味しっ!奈々絵も食べればよかったのに」
回っている途中に出くわしたアイス屋で、俺達は少し休憩をしていた。カップの抹茶アイスを食べながら、恵美はそう言って、不満の声を上げた。
「本当にそれ!!」
「ノリ悪いよなー」
純恋と潤も、恵美に賛同して、不満そうに声を上げた。
「……うっせ」