生きろ。死にたくなかった君の号哭を、俺達は死んでも忘れない。
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ウサギを取った後、俺は純恋と空我のお揃いのストラップを取った。
「わっ、奈々ありがとう!!」「奈々絵サンキュー!!」
二個同時に落ちてきた白猫のストラップを見て、空我と純恋は、さぞかし嬉しそうに口元を綻ばせた。
――ゴトッ!
「「「よっしゃあ!」」」「「やった!!」」
締めに、五人お揃いのキーホルダーをとって、俺達はUFOキャッチャーを終えることにした。五つ目のキーホルダーが景品ケースに落ちたところで、俺達は揃って声を上げた。
「かわいー、携帯につけようかな」
真っ白な粘土で作られた、お菓子のアイシングクッキーのような形をした鶴のキーホルダーを見て、恵美は嬉しそうに笑った。
「ハハっ。……ああ、それは名案だな」
嬉しそうに口元を綻ばせた恵美を見て、俺は困ったように笑った。