こじらせ女子の恋愛事情
「おー、可愛いじゃん!」
「メガネない方がいいよ。」
社交辞令だとは思うけれど、とりあえず褒められていることは確かで、案外悪い気はしない。
しかも可憐ちゃんは自分のことのように得意気に胸を張っている。
だけど注目されることに耐えきれなくて、すぐさまメガネを奪い返してかけ直した。
まったく、可憐ちゃんったら飲み過ぎだよ。
先輩の私のメガネを許可なく外すとか、どういうこと?
無礼講とかそういうこと?
私だけ素面なので、酔っぱらいのノリについていけない。
酔った可憐ちゃんはまた可愛らしい。
頬をピンクにしてへらへらしてる。
誰に話しかけられても笑顔で相槌をうっている。
酔っても可愛いって、罪だ。
「コップ空いてるじゃん。飲んで飲んで。」
「えっ。ありがとうございま…す。」
私の空いた紙コップに意図とせずビールが注がれる。
宗田くんは断れって言ったけど、断りづらいし何より断る前に注がれるっていう、ね。
そんな私を見かねてか、宗田くんはことあるごとに代わりに飲んでくれた。
本当に申し訳ない。
「メガネない方がいいよ。」
社交辞令だとは思うけれど、とりあえず褒められていることは確かで、案外悪い気はしない。
しかも可憐ちゃんは自分のことのように得意気に胸を張っている。
だけど注目されることに耐えきれなくて、すぐさまメガネを奪い返してかけ直した。
まったく、可憐ちゃんったら飲み過ぎだよ。
先輩の私のメガネを許可なく外すとか、どういうこと?
無礼講とかそういうこと?
私だけ素面なので、酔っぱらいのノリについていけない。
酔った可憐ちゃんはまた可愛らしい。
頬をピンクにしてへらへらしてる。
誰に話しかけられても笑顔で相槌をうっている。
酔っても可愛いって、罪だ。
「コップ空いてるじゃん。飲んで飲んで。」
「えっ。ありがとうございま…す。」
私の空いた紙コップに意図とせずビールが注がれる。
宗田くんは断れって言ったけど、断りづらいし何より断る前に注がれるっていう、ね。
そんな私を見かねてか、宗田くんはことあるごとに代わりに飲んでくれた。
本当に申し訳ない。