こじらせ女子の恋愛事情
冷めてる私だけど、それなりに楽しみにはしてるわけで。

「優くん、クリスマスプレゼント、何がほしい?」

ここ数日考えていたけど何も浮かばず、本人がほしいものが一番いいんじゃないかと思って聞いてみた。

優くんは「うん?」と私を見ると、真剣な目で言う。

「真知がほしい。」
「…はっ?」

言われた意味が一瞬理解できなくて、変な声が出た。

「じゃなくて、何がほしい?」
「だから、真知。」

平行線な会話に私はため息ひとつ。

「…だって私はもう優くんのものでしょ。。。」

言いながら恥ずかしさが込み上げてきて、語尾がゴニョゴニョなった。

「確かに。そうだなぁ。」

そんな私を見て、優くんは不敵に笑いながら答える。
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