焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
すると開いたドアの先には、門脇部長の姿があった。
「門脇部長?」
「滝本?」
お互いびっくりして指を差し合う。
「お前、どうして会社に? 今日は休みだったよな?」
「私は会議資料を作りに来ていて……。それより門脇部長だって今日はお休みでしたよね?」
彼がエレベーターから降りると、ドアはゆっくりと閉じられた。
「俺は急遽社長から呼び出し食らったんだ。メーカーとの接待だよ。中途半端な時間に帰されたから帰る気になれなくて、どうせなら明日の仕事をやっておこうと思って来たんだ」
「そうだったんですか、お疲れ様です」
門脇部長は社長のお気に入り。よく呼び出されて接待を共にさせられると何度か聞いたことがある。
まさかそれが休日もお構いなしだったとは……。
「それにしても滝本、お前いくら休日出勤とはいえ、オシャレしすぎじゃないか?」
「えっ! そうでしょうか?」
すると門脇部長は顎に手を当てて、まじまじと私を見る。
「あぁ。上品なワンピースにジャケットなんて、定番のデート服じゃないか。なんだ滝本、デート前に仕事しに来たのか?」
「門脇部長?」
「滝本?」
お互いびっくりして指を差し合う。
「お前、どうして会社に? 今日は休みだったよな?」
「私は会議資料を作りに来ていて……。それより門脇部長だって今日はお休みでしたよね?」
彼がエレベーターから降りると、ドアはゆっくりと閉じられた。
「俺は急遽社長から呼び出し食らったんだ。メーカーとの接待だよ。中途半端な時間に帰されたから帰る気になれなくて、どうせなら明日の仕事をやっておこうと思って来たんだ」
「そうだったんですか、お疲れ様です」
門脇部長は社長のお気に入り。よく呼び出されて接待を共にさせられると何度か聞いたことがある。
まさかそれが休日もお構いなしだったとは……。
「それにしても滝本、お前いくら休日出勤とはいえ、オシャレしすぎじゃないか?」
「えっ! そうでしょうか?」
すると門脇部長は顎に手を当てて、まじまじと私を見る。
「あぁ。上品なワンピースにジャケットなんて、定番のデート服じゃないか。なんだ滝本、デート前に仕事しに来たのか?」