焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
「無理。だってこんな機会、滅多にないだろ? またしばらく会えなくなるし、しっかり滝本が料理する姿を目に焼き付けていかないと」
それを言われると、これ以上なにも言えなくなる。
「わかったよ。でも邪魔はしないでね?」
「了解」
織田くんは透明人間と言い聞かせて、早速料理に取りかかった。
でもそっか。最近ずっと陸地勤務だったから、毎日電話やメッセージでやり取りしたり、こうして会うこともできるけれど、もう少ししたらまた海へ向かうんだよね。
それも一日二日じゃない。長い期間ずっと。
連絡もとれず、ただ待つ日々がまた始まるのかと思うと寂しくなる。そしてこうして一緒にいられる時間を無駄にしちゃいけないとも。
野菜を切りながら、織田くんに思いつくまま話し掛けた。
「そういえば織田くんは普段、食事はどうしているの? 住んでいる場所は?」
些細なことだけど、ずっと知らずにいたことを聞くと彼はすぐに答えてくれた。
それを言われると、これ以上なにも言えなくなる。
「わかったよ。でも邪魔はしないでね?」
「了解」
織田くんは透明人間と言い聞かせて、早速料理に取りかかった。
でもそっか。最近ずっと陸地勤務だったから、毎日電話やメッセージでやり取りしたり、こうして会うこともできるけれど、もう少ししたらまた海へ向かうんだよね。
それも一日二日じゃない。長い期間ずっと。
連絡もとれず、ただ待つ日々がまた始まるのかと思うと寂しくなる。そしてこうして一緒にいられる時間を無駄にしちゃいけないとも。
野菜を切りながら、織田くんに思いつくまま話し掛けた。
「そういえば織田くんは普段、食事はどうしているの? 住んでいる場所は?」
些細なことだけど、ずっと知らずにいたことを聞くと彼はすぐに答えてくれた。