焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
そしてすごくいい人だった。気遣ってくれて優しくて。結局陸人と別れてからは疎遠になって、大学内でも会わずに卒業しちゃったけど。
「実は私のスマホに羽山くんの連絡先が残っていて、この前思い切って連絡してみたの。……志賀が杏にしていることを相談したくて」
まさかみどりが羽山くんに連絡を取っていたなんて。
「羽山くん、ちゃんと話を聞いてくれてね。でも彼も志賀とは大学を卒業してから一度も会っていないんだって。だけど、もし力になれることがあったらなってくれるって言ってくれたの」
「羽山くんが……」
でも、羽山くんはそういう人だった。優しいところは今も変わらないんだね。
「だからさ、羽山くんから志賀に一度言ってもらおう? 友達に言われたらあいつも反省して、もう杏に二度と近づかくなるかもしれないでしょ?」
「……うん」
今は疎遠になっていても、ふたりは仲が良かった。そんな羽山くんに言われたら、さすがの陸人も自分の言動が間違っているとわかってくれるかもしれない。
「実は私のスマホに羽山くんの連絡先が残っていて、この前思い切って連絡してみたの。……志賀が杏にしていることを相談したくて」
まさかみどりが羽山くんに連絡を取っていたなんて。
「羽山くん、ちゃんと話を聞いてくれてね。でも彼も志賀とは大学を卒業してから一度も会っていないんだって。だけど、もし力になれることがあったらなってくれるって言ってくれたの」
「羽山くんが……」
でも、羽山くんはそういう人だった。優しいところは今も変わらないんだね。
「だからさ、羽山くんから志賀に一度言ってもらおう? 友達に言われたらあいつも反省して、もう杏に二度と近づかくなるかもしれないでしょ?」
「……うん」
今は疎遠になっていても、ふたりは仲が良かった。そんな羽山くんに言われたら、さすがの陸人も自分の言動が間違っているとわかってくれるかもしれない。