焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
たしかに織田くんの言う通りだ。だけど、急に名前呼びだなんてちょっと照れ臭い。
「じゃあ織田くんが先に呼んでくれる?」
「え、俺から? 滝本が先に呼んでよ」
「無理無理、恥ずかしいもん」
「俺だって恥ずかしいよ」
どっちが先に呼ぶかで揉め合い、結局ふたり同時に呼ぶことになった。
「じゃあいくぞ」
「うん」
ソファに座って向かい合い、「せーの」で合わせてお互いを呼び合う。
「杏」
「蒼」
だけどいざ、下の名前を口にするとやっぱり照れ臭くてふたりして顔を真っ赤にさせてしまった。
そしてまた、お互いの顔を見て笑い合う。
彼とならこうしてずっと笑顔が絶えない毎日を送っていけるはず――。
「じゃあ織田くんが先に呼んでくれる?」
「え、俺から? 滝本が先に呼んでよ」
「無理無理、恥ずかしいもん」
「俺だって恥ずかしいよ」
どっちが先に呼ぶかで揉め合い、結局ふたり同時に呼ぶことになった。
「じゃあいくぞ」
「うん」
ソファに座って向かい合い、「せーの」で合わせてお互いを呼び合う。
「杏」
「蒼」
だけどいざ、下の名前を口にするとやっぱり照れ臭くてふたりして顔を真っ赤にさせてしまった。
そしてまた、お互いの顔を見て笑い合う。
彼とならこうしてずっと笑顔が絶えない毎日を送っていけるはず――。