焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
みどりは昨年から婚活をはじめた。それというのも彼女の勤め先は、お歳を召したトラック運転手が多い運送会社。出会いなど皆無だとか……。
今さら相手を見つけて恋をして片想いをして交際して……の過程を面倒に思い、手っ取り早く結婚前提の付き合いがしたいようで、頻繁に婚活パーティーに参加している。
みどりから会うたびに聞かされ、いつも驚いているけど、最近は本当に色々なタイプの婚活パーティーがある。
例えば同じ趣味の人同士が集まるものや、散歩やジョギング、スポーツを通して開催されるもの、ちょっとしたバスツアーを兼ねたものなどさまざま。
そして今回、みどりが参加したいと言っているのが海上自衛隊主催の婚活パーティーだった。
「……ん? ちょっと待って。さっき、一緒に参加しようって言った?」
紙からみどりに視線を向けて問うと、彼女は大きく頷いた。
「うん。一緒に行こうよ」
「……冗談でしょ?」
渇いた笑い声が漏れる。
婚活に積極的なみどりとは違い、私は消極的だ。……むしろ結婚などせず、一生ひとりでもいいかな。なんてさえ思っている。
今さら相手を見つけて恋をして片想いをして交際して……の過程を面倒に思い、手っ取り早く結婚前提の付き合いがしたいようで、頻繁に婚活パーティーに参加している。
みどりから会うたびに聞かされ、いつも驚いているけど、最近は本当に色々なタイプの婚活パーティーがある。
例えば同じ趣味の人同士が集まるものや、散歩やジョギング、スポーツを通して開催されるもの、ちょっとしたバスツアーを兼ねたものなどさまざま。
そして今回、みどりが参加したいと言っているのが海上自衛隊主催の婚活パーティーだった。
「……ん? ちょっと待って。さっき、一緒に参加しようって言った?」
紙からみどりに視線を向けて問うと、彼女は大きく頷いた。
「うん。一緒に行こうよ」
「……冗談でしょ?」
渇いた笑い声が漏れる。
婚活に積極的なみどりとは違い、私は消極的だ。……むしろ結婚などせず、一生ひとりでもいいかな。なんてさえ思っている。