焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
「それにみんながっちりした男らしくて、真面目そうだし。当たったんだからガンガン出会い求めていかないと損よ?」
「う、うん……」
みどりの気持ちは非常に嬉しいけれど、とても出会いを求めにいける気持ちではない。
チラッと護衛艦が停泊している港へ目を向けた。
海に来たのはいつぶりだろうか。覚えていないほど久しぶりに来た。
昔は海から感じる潮風が大好きだったのにな。それに海を見ると、辛いことがあっても、気持ちが落ち着いてまた頑張ろうって気持ちになれていた。
だから夏だけではなく、一年中来ていた気がする。
昔を思い出してセンチメンタルな気持ちになっていると、がっちりみどりに腕を掴まれた。
「さぁ杏、いざ出陣するわよ!」
「出陣って……あ、ちょっとみどり!?」
その後、みどりに引きつられて他の参加者と一緒に護衛艦の見学や、自衛官の仕事内容の説明などを聞いていった。
最初は憂鬱で仕方なかったけれど、初めて見る護衛艦に視線は奪われ、中も一部だけど見学させてもらい、少しずつ海上自衛官の仕事に興味を持ち始めた。
「う、うん……」
みどりの気持ちは非常に嬉しいけれど、とても出会いを求めにいける気持ちではない。
チラッと護衛艦が停泊している港へ目を向けた。
海に来たのはいつぶりだろうか。覚えていないほど久しぶりに来た。
昔は海から感じる潮風が大好きだったのにな。それに海を見ると、辛いことがあっても、気持ちが落ち着いてまた頑張ろうって気持ちになれていた。
だから夏だけではなく、一年中来ていた気がする。
昔を思い出してセンチメンタルな気持ちになっていると、がっちりみどりに腕を掴まれた。
「さぁ杏、いざ出陣するわよ!」
「出陣って……あ、ちょっとみどり!?」
その後、みどりに引きつられて他の参加者と一緒に護衛艦の見学や、自衛官の仕事内容の説明などを聞いていった。
最初は憂鬱で仕方なかったけれど、初めて見る護衛艦に視線は奪われ、中も一部だけど見学させてもらい、少しずつ海上自衛官の仕事に興味を持ち始めた。