僕に君の愛のカケラをください
翌日、蒼真と葉月は6時に起きて、荷物をまとめると、蒼真の車で蒼真のマンションに向かった。
葉月が朝御飯を作る間に、蒼真がジロウにミルクを飲ませて排泄の世話をする。
自然に出来上がった阿吽の呼吸に違和感は感じられない。
リビングの上に置かれていた葉月の携帯に、メッセージの着信を知らせる音が響いた。
「葉月、メッセージが届いたみたいだぞ」
携帯を持ってきた蒼真が、料理をする葉月に背中側から腕を回して抱き締めた状態で画面を見せる。
「こんな朝早くに誰だろ?」
葉月と蒼真が顔を並べて画面を覗くと
"だいすけ"
という名前が表示された。
気まずい空気が二人を包む。
「読まないのか?」
後ろから抱き締めた状態で画面をスクロールする仕草をしながら、蒼真が葉月の首筋に顔を埋め始めてきた。
「ちょ、危ないから。蒼真さん」
「蒼真だろ」
「もう、わかったから!読みます」
大亮からのメッセージは、今朝もマンションまで迎えに行こうか?という内容だった。
「葉月のマンションにはいないのに、どうすんの?もう一回戻る?」
ニヤつく蒼真は意地悪だ。でも、蒼真がかなりやきもちを妬いていることを葉月はもう知っている。
「ちゃんと断って、会社に行ったら、蒼真と付き合い始めたことを伝えるね」
自分で蒼真と呼び捨てさせておいて真っ赤になる蒼真は、葉月の萌えポイントをドンドン加算させている。
「可愛い、蒼真!」
「っく,,,!俺だってやられっぱなしじゃないからな」
朝っぱらからいちゃつく二人の傍らで、ジロウが大きなあくびを一つした。
ジロウが二人の邪魔をし始めるのは、まだ先の話である。
葉月が朝御飯を作る間に、蒼真がジロウにミルクを飲ませて排泄の世話をする。
自然に出来上がった阿吽の呼吸に違和感は感じられない。
リビングの上に置かれていた葉月の携帯に、メッセージの着信を知らせる音が響いた。
「葉月、メッセージが届いたみたいだぞ」
携帯を持ってきた蒼真が、料理をする葉月に背中側から腕を回して抱き締めた状態で画面を見せる。
「こんな朝早くに誰だろ?」
葉月と蒼真が顔を並べて画面を覗くと
"だいすけ"
という名前が表示された。
気まずい空気が二人を包む。
「読まないのか?」
後ろから抱き締めた状態で画面をスクロールする仕草をしながら、蒼真が葉月の首筋に顔を埋め始めてきた。
「ちょ、危ないから。蒼真さん」
「蒼真だろ」
「もう、わかったから!読みます」
大亮からのメッセージは、今朝もマンションまで迎えに行こうか?という内容だった。
「葉月のマンションにはいないのに、どうすんの?もう一回戻る?」
ニヤつく蒼真は意地悪だ。でも、蒼真がかなりやきもちを妬いていることを葉月はもう知っている。
「ちゃんと断って、会社に行ったら、蒼真と付き合い始めたことを伝えるね」
自分で蒼真と呼び捨てさせておいて真っ赤になる蒼真は、葉月の萌えポイントをドンドン加算させている。
「可愛い、蒼真!」
「っく,,,!俺だってやられっぱなしじゃないからな」
朝っぱらからいちゃつく二人の傍らで、ジロウが大きなあくびを一つした。
ジロウが二人の邪魔をし始めるのは、まだ先の話である。