ONE〜想いは一つ〜
「だけどさ、バレるでしょ?1日ぐらいだったら大丈夫だけど…」

「バレないわよ。夏帆、ここに来てまだ1ヶ月よ、慣れてないから大丈夫よ。私がフォローするから!」

バシッ
自信満々に、背中を叩かれた。

有言実行。
いろんな事を由香里が教えてくれた。
よかった。今日、由香里が同じ準夜で。
私だけだったら、多分ダメだったと思う。いろんな意味で。


「ところで、由香里」

「なに?」

「なんで、ここの救命センターのドクターって顔面偏差値高いの?」

「あぁ、それ聞く?」

「だって、夏帆いい人なんていない!って言い切ってたから」

「まぁ、変わった先生多いからね。見た目だけじゃ響かなったんじゃないの?夏帆は」

変わった先生?
うーん。

分からないや。
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